実習受入先ご担当者様からのメッセージ

INSAR TOURS & TRAVEL SDN. BHD.(マレーシア)

常務取締役 鍋嶋誠一朗 様

激動の世界の情勢が、人々の生活様式の劇的な変化を余儀なくされ、先見が困難な状況の中で、多大な影響を受けているサービス業は、活路を見出すためにも、新しいスタイルの創出が不可欠な状況です。観光産業でも、様々な新事業や発想の転換を必要とし、中でも、オンラインでのバーチャル・ツアーが、これから新しい形態として、試行錯誤の上、進化を辿っていく筈です。オンラインの技術は、その通信速度を高めながら、伝送出来る情報量は無限大に増えていくと思われます。産声を上げたばかりの新事業の成長の過程を実体験できるという事は、またと無いチャンスかもしれません。

「バーチャルで、世界中の人々と容易に会う事が出来る」。これは、「人々」を、文化に、絶景に、情報に、知識に、学問にも置き換える事が出来ます。その橋渡しを出来るのは、今までに培ったネットワークを有する観光産業の私達もその一員であると信じます。

一方で、「一見に百聞はしかず」という通り、人々は、世界を知るために、その国の街角に立って初めて感じとる事が無限にある事は間違い無い筈です。人々が自由に国境を移動できる日に向かって、今は、受け入れる現地の旅行会社としての足固めをする時期でもあり、その日を明るく迎える事が出来るよう維持していかなければなりません。

実習においては、観光産業の新たな黎明期の新規事業を体験するためにも、実習が始まるまでに事前の情報収集(会社、業界、地域<文化、観光地、食など>)などは最低限しておいて頂き、自分の興味がある分野や趣味につなげて調べてみる事で、実習先の理解度が上がり、実りの多いものとなるでしょう。

海外で成果を出せる人は、語学が苦手であっても、ネットワークを有効に使い、外交的でコミュニケーション力がある人です。語学向上は努力した方が良いものの、積極的に、多方面に視野を広げ、現地の人々と接する機会があれば、その繋がりを実習終了後も続けることが出来るようにすると、この海外での実習の価値がより一層上がると思います。

このような時期だからこそ新しく挑戦できる事があるはずですので、そのための考え方や思考を学ぶ良い機会かもしれません。

(2021年5月寄稿)



臺北城市科技大学(台湾)

応用外国語学科 学科長 陳乃慈 先生

1.2020年実習生の積極的な態度と柔軟な対応


2020年は、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、事前に予定していた国際交流イベントが大幅にキャンセルされる事態が発生しました。そこで、お手伝いを頼もうと考えていたものとは異なる業務の補助をお願いすることも度々ありました。その上、時折、突発的な学生対応の依頼もしてしまいましたが、インターン生は変化の激しい現場でしたが、積極的に仕事を引き受けてくださいました。柔軟に要望に答えてくださったこともあり、私たちとしては、その点を高く評価しています。 また、言葉がなかなか通じない環境にいても、受身の態度で、周りから話しかけられるのを待たずに、学生に自分から話しかけようとする姿勢もよく見られました。このような姿勢は、海外インターンシップを行う上で、非常に基本的かつ大事なことです。


2.2021年新たなチャレンジ


2021年コロナの状況は依然変わらず海外へ出国できず、海外からも入国できない状況です。本学では、2020年よりオンライン交流やオンライン講座など、コロナが蔓延する中でも学生により多くのことを学んで欲しいという考えから、多様なチャレンジをしてきました。そして、宇都宮大学様よりオンライン実習の話をくださり、成功するか不安でしたが学科で討論した結果、チャレンジすることにしました。オンライン実習が開始されると、当初懸念していた距離感や雰囲気などの問題は発生せず、まるで実習生がそこにいるかのように本学の学生とコミュニケーションが取れ、授業に関しても、より多くのことをサポートしてくれました。オンライン実習では、授業サポート以外にオンライン歓迎会、オンライン空港見学、オンライン高校生交流など多くのことが行われました。他にもオンライン観光やオンライン夜市巡り、オンライン日系会社見学など予定しておりましたが、時間の関係で行えませんでした。しかし、オンラインでも台湾と日本のお互いの学生にとって、とても有意義な実習を行えることが証明できたチャレンジでもありました。


今後、応募者の方が海外の現場で何かを発見した際には、安易な一般化をするのではなく、一旦判断を保留する慎重な姿勢を持ってくだされば、より深みのある学びが得られるのではないかと、私個人からのご提案としてお伝えしたいです。


臺北城市科技大学では、受け入れの体制の整備を継続しており、オンラインでのインターンシップであっても、現場の教師、学生、そして、現地の人との触れ合いの機会を最も豊かに提供できる実習先だと自負しております。今後も、ぜひ、奮ってご応募ください。

(2021年5月寄稿)



台灣近畿國際旅行社股份有限公司(台湾)

社長 冨江高広 様


2020年3月の実習では、新型コロナウイルス感染症の影響で計画の30%程度しか予定の実習を行えず、70%は変更を余儀なくされましたが、参加学生は柔軟に対応してくれたと思います。 参加学生には、好奇心をもってどん欲になってほしいです。 観光旅行ではなく、短期間でも海外で生活することを是非お勧めしたいです。国外へ出ることによって、日本の経済・政治に関心を持つようになるし、日本の特殊性を認識できるようになります。 学生時代に、留学やインターンシップなどで海外に行くことは必ずいい経験になると思います。
(2020年12月寄稿)


それまで新型コロナウイルス感染症の抑え込みに成功していたのですが、2021年 5月現在、感染者数急拡大のため、日本での「緊急事態宣言」にあたる措置が取られています。今後数か月で台湾政府がどう対処していくかは非常に注目されています。 新型コロナウイルス感染症発生以来、世の中のメカニズムが大きく変わってきており、これは感染症収束後であってもコロナ前にすべてが戻ることはないといわれています。また、感染症対策や経済対策は国によって方向性や方針が大きく異なっていることは報道等でもご存じかと思います。 そうした国による政策の違いが、国民性・文化・環境・経済状況・考え方などに よる違いであり、「外国を知ることにより日本を知る」ことにもつながります。 材料としては不謹慎ではありますが、新型コロナウイルス感染症に対する各国政府の方針や政策を比較検証してみることも、各国の違いを知るための学習になると思います。 実際に渡航しての留学やインターンシップは今すぐにはできませんが、ワクチンにより、やっと「先が見える」ようになりました。リアルで皆さんとお目にかかれる日を楽しみにしています。
(2021年5月27日追記)