宇都宮大学 留学生・国際交流センター

5月18日(日)に、宇都宮市立陽東小学校で陽東地区災害時避難訓練が行われ、200人程の地域の方々が参加する中、20人程の宇大の(留)学生、教員3人も参加しました。留学生は中国、韓国、マラウィ―、エチオピアから9人が参加し、避難所の場所を確認したり、AEDの研修を受けたり、消火訓練、火事の煙体験をしたりなど、初めて日本の避難訓練を体験しました。
また、炊き出し訓練として、留学生・国際交流センターと共同教育学部の教員、(留)学生で、中華丼とカラフルおしるこ、みたらし団子を作り、約100食を提供しました。中華丼は、ヴィーガンやハラール、高齢者や小さなお子さんなど、食に配慮が必要が方が食べられるように、試作を重ねて、材料や調味料、野菜の切り方を工夫しました。例えば、肉の代わりを厚揚げをいれたり、出汁を椎茸と昆布でとったり、とろみをつけて温かさを保ち、嚥下(えんげ)が難しい人でものみこみやすいような工夫をしました。試食された方は、「野菜が好きなのでおいしかったです」「食べやすく調理していただき感謝」「(ハラール対応の食事は)初めて食べたけど、普段からそのままメニューにできる」等のご意見があり、大変好評でした。
また、陽東地区の「はなの会」の方々も、魚肉ソーセージの入ったカレーと、サバ缶と野菜のマリネを作り、身近にある保存食品を取り入れた炊き出し訓練を行いました。
災害時にもこのような手軽で、誰もが安心して食べることができる食事を提供できたらいいと思いますし、留学生は初めて日本で避難訓練を体験することができ、貴重な機会になりました。陽東地区の皆様、ありがとうございました。